改定前 vs 改定後:変更点を一覧で確認
| 変更項目 | 改定前(〜2025年) | 改定後(2025年〜) |
|---|---|---|
| 年会費(プレミアム) | 49,500円(税込) | 82,500円(税込) |
| 年会費(一般) | 23,100円(税込) | 34,100円(税込) |
| 家族カード年会費 (プレミアム) |
1枚目:無料 2枚目以降:24,750円 |
1枚目:無料継続 2枚目以降:41,250円 |
| 無料宿泊特典 獲得条件 | 年間150万円利用 最大50,000P相当 |
年間400万円利用 最大75,000P相当 |
| プラチナエリート獲得条件 | 年間400万円決済 | 年間500万円決済 |
| 公共料金の還元率 (電気・ガス・水道等) |
1.5% | 0.5% |
| ガソリン・高速道路の還元率 | 1.5% | 0.5% |
| 事業用決済のポイント | 3%相当で付与 | ポイント付与対象外 |
| 主な新追加特典 | — | ポケットコンシェルジュ 年間最大1万円キャッシュバック |
※出典:アメリカン・エキスプレス公式サイト「既存会員様向けサービス改定」ページ(2025年8月発表)
各変更点の詳細解説
💸 変更点① 年会費の大幅値上げ
プレミアムカードの年会費は 49,500円→82,500円(税込)へと約1.67倍に跳ね上がりました。差額は33,000円です。値上げに伴う新特典として「ポケットコンシェルジュ(高級レストラン予約サービス)での年間最大1万円キャッシュバック」が追加されましたが、33,000円の値上げ幅をカバーするには到底及ばないと感じる方が多いでしょう。
一般カードも23,100円→34,100円と11,000円の値上げとなっており、プレミアムからのダウングレード先としても負担増は避けられません。また、プレミアムの家族カードは1枚目が引き続き無料ですが、2枚目以降は24,750円→41,250円に引き上げられています。複数枚発行している方は注意が必要です。
🏨 変更点② 無料宿泊特典(FNA)の条件が150万円→400万円へ
このカード最大の目玉特典だった無料宿泊特典(フリーナイトアワード)の獲得条件が年間150万円から400万円へ約2.7倍に引き上げられました。月換算では12.5万円→33.4万円となります。
一方、特典ポイントの上限は50,000P相当から75,000P相当に増加。より高級なホテルへの宿泊に使えるようになっていますが、そもそも条件が達成できなければ意味がありません。
🔌 変更点③ ポイント還元率の縮小・事業用決済が対象外に
生活固定費でポイントを積み上げていた方には大きな痛手となる変更です。
| 支払いカテゴリ | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| 電気・ガス・水道(公共料金) | 1.5% | 0.5% |
| ガソリン・高速道路 | 1.5% | 0.5% |
| 事業用決済(仕入れ・外注費等) | 3%相当 | 対象外(0%) |
| 一般的な日常利用(食費・通信費等) | 1.5% | 1.5%(変更なし) |
| マリオット系列ホテル(直接予約) | 6%(プレミアム) | 6%(変更なし) |
個人事業主・経営者にとっては特に影響が大きく、経費支払いに活用していた場合はポイントが一切付かなくなります。事業経費は専用の法人カードへの切り替えを検討するのが合理的です。
⭐ 変更点④ プラチナエリート取得条件が400万円→500万円へ
クラブラウンジへのフルアクセス・朝食無料・スイートアップグレードなど豪華特典が揃う「プラチナエリート」のカード決済による取得条件が年400万円から年500万円に引き上げられました。月換算では約41.7万円となります。
なお、ゴールドエリートステータス(カード保有だけで付与)は改定後も変わらず継続されます。プラチナエリートを狙う方はカード決済以外の方法(年50泊・プラチナチャレンジ)も検討の余地があります。
→ プラチナエリート特典の詳細はプラチナエリート完全ガイドをご覧ください。
📋 一般カード(スタンダード)の改定内容
プレミアムからのダウングレード先となる一般カードにも改定の波が及んでいます。以下のように変更されています。
| 変更項目 | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| 年会費 | 23,100円(税込) | 34,100円(税込) |
| ホテルポイント還元率 | 3%(マリオット系列) | 3%(変更なし) |
| 公共料金・ガソリン還元率 | 1.0% | 0.5% |
| 事業用決済のポイント | 付与あり | 対象外 |
| ゴールドエリートステータス | 自動付与 | 自動付与(変更なし) |
プレミアムからダウングレードすることで年会費は約48,400円節約できますが、ホテル直接予約のポイント還元率が6%→3%になり、空港ラウンジ無料利用などプレミアム限定特典も失われます。コスト重視の方には選択肢の一つです。
改悪だけじゃない!今回の改定で改善された点まとめ
「改悪」という言葉が先行しがちですが、2025年の改定にはプラス面も存在します。解約・継続の判断をする前に、ポジティブな変更点もきちんと確認しておきましょう。
これまでは最大50,000ポイント相当のホテルにしか使えませんでしたが、新条件では75,000ポイント相当まで対象に。リッツ・カールトン・W・セントレジスといった最高級ブランドの通常ルームや、スタンダードブランドのスイートルームにも使いやすくなりました。年400万円の条件クリアが前提ですが、1泊の価値は大幅に向上しています。
高級レストランのオンライン優先予約サービス「ポケットコンシェルジュ」での支払いに対して、年間最大10,000円のキャッシュバックが付与されます。食事好き・接待利用が多い方には実質的なプラスです。ミシュラン掲載レストランを含む多数の有名店で活用できます。
カードを保有しているだけで得られるゴールドエリートのステータスは、今回の改定でも廃止・縮小されませんでした。ルームアップグレード・ウェルカムギフト・レイトチェックアウト(14時まで)・ポイントボーナス25%など、年数回以上ホテルを利用する方には依然として大きな価値があります。
国内主要空港ラウンジの無料利用・手荷物無料宅配(往復)・旅行傷害保険(最高1億円)など、旅行をよりリッチにするプレミアム特典群は今回の改定で削減されていません。年2〜3回以上出張・旅行で利用する方は、これらの継続は大きなプラス材料です。
一般カード(スタンダード)の変更点詳細と損益シミュレーション
プレミアムカードからのダウングレード先として注目される一般カード(スタンダード)。改定後の内容と、プレミアムと比較した損益をシミュレーションします。
| 比較項目 | 一般カード(改定後) | プレミアム(改定後) |
|---|---|---|
| 年会費 | 34,100円 | 82,500円 |
| ホテル直接予約 還元率 | 3% | 6% |
| 日常決済 還元率 | 1.0% | 1.5% |
| FNA(無料宿泊特典) | 年150万円で最大30,000P | 年400万円で最大75,000P |
| ゴールドエリート自動付与 | ✅ あり | ✅ あり |
| 空港ラウンジ無料 | ❌ なし | ✅ あり |
| 手荷物無料宅配・海外旅行保険 | ❌ なし/簡易付帯 | ✅ あり(最高1億円) |
📊 ダウングレード損益シミュレーション(年間)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年会費節約額(プレミアム→一般) | +48,400円 |
| ホテル還元率低下のポイント損失 (年間ホテル決済100万円の場合:3%差 × 100万円) |
-30,000円相当 |
| 日常決済 還元率低下の損失 (年間一般決済300万円の場合:0.5%差) |
-15,000円相当 |
| 空港ラウンジ喪失(年5回利用想定) | -15,000円相当 |
| 実質差額(概算) | ≒ +△10,000円前後 |
変更内容ごとの適用時期まとめ
変更内容によって適用時期がバラバラなため、整理しておきましょう。
| 変更内容 | 適用開始 |
|---|---|
| 新カードデザイン(再発行・更新カード) | 2025年8月21日13時以降〜 |
| 年会費の値上げ | 2025年11月以降の請求分から |
| 公共料金・ガソリン等の還元率0.5%化 事業用決済のポイント対象外化 |
2025年8月21日以降の利用分から |
| プラチナエリート取得条件 年500万円化 | 2026年1月1日〜 |
| 無料宿泊特典 年400万円条件の適用 | 2026年10月27日以降開始のプログラム期間から |
既存会員への経過措置・移行期間
2025年8月20日時点でカードを保有していた既存会員には、無料宿泊特典について以下の経過措置が設けられています。
プログラム終了日が 2025年10月27日〜2026年10月26日 の間にある方は、年間150万円の利用で75,000P相当の無料宿泊特典を得られる移行期間の対象となります(旧条件の利用額+新条件のポイント上限という好条件)。
アメックス・アプリ →「ポイント・特典」→「ポイント履歴を見る」→「無料宿泊特典獲得プログラム 進捗状況」から確認できます。
解約の意向をアメックスに伝えると、オペレーターから引き止めのためのリテンションオファーが提示されることがあります。SNSや口コミでは以下のような内容が報告されています:
改定後も継続すべき人・見直しを検討すべき人
- 年間400万円以上を無理なく決済できる
- マリオット系列ホテルに年数回以上宿泊する
- FNA(75,000P相当)でリッツ・カールトンなど高級ホテルに泊まりたい
- プラチナエリートを年50泊または別ルートで維持できる
- 移行期間中に旧条件(年150万円)を達成して最後のFNAを得たい
- 年400万円の決済は難しい(月33万円の壁)
- 主に光熱費・ガソリン代でポイントを稼いでいた
- 事業経費の決済がメインだった(個人事業主・経営者)
- マリオット系列以外のホテルや旅館も多用する
- 年会費82,500円の元が取れる使い方が思い当たらない
💴 年会費82,500円の元が取れるかシミュレーション
| 特典・メリット | 換算価値(目安) |
|---|---|
| 🏨 FNA 1泊(75,000P相当) | 50,000〜150,000円相当 |
| ⭐ ゴールドエリート(アップグレード・レイトチェックアウト等) | 5,000〜30,000円相当 |
| 🛫 空港ラウンジ(国内主要空港、同伴者1名無料) | 3,000〜10,000円相当 |
| 💰 通常利用ポイント(年400万円決済の場合) | 120,000P ≒ 12万円相当 |
| 合計(FNA活用時・400万円決済の例) | 16〜30万円相当 |
※FNAは年400万円決済が条件。ポイント換算は1P≒1円で計算。実際の価値はホテルや時期により変動します。
→ カード全体の特典・メリット詳細はこちら
改悪後に乗り換えるべきカード比較
「もう解約・乗り換えよう」と判断した場合、どのカードに移るべきか。目的別に代表的な乗り換え先を比較しました。
| カード | マリオット アメックス プレミアム |
ヒルトン アメックス プレミアム |
アメックス ゴールド プリファード |
セゾンプラチナ ビジネス アメックス |
|---|---|---|---|---|
| 年会費 | 82,500円 | 66,000円 | 39,600円 | 22,000円 (年100万以上で無料) |
| ホテル系列 | マリオット系 約9,000軒 |
ヒルトン系 約7,000軒 |
特定ホテルなし (幅広く利用可) |
特定ホテルなし |
| エリートステータス | ゴールド (自動付与) |
ゴールド (自動付与) |
なし | なし |
| 無料宿泊特典 | FNA 75,000P (年400万円条件) |
ウィークエンド 無料宿泊あり |
なし | なし |
| 一般還元率 | 1.5% | 1.5% | 0.5〜1% (カテゴリ加算あり) |
1.125% |
| こんな方に向く | マリオット愛用者・年400万円決済できる方 | ヒルトン系ホテルをよく利用する方 | ホテルにこだわらず汎用性を重視する方 | 事業経費が多い個人事業主・経営者 |
ヒルトン系列のホテルをよく使う方に最適。ゴールドステータスが自動付与され、ウィークエンド無料宿泊特典もあります。年会費はマリオットより安く、利用しやすい価格帯です。
特定ホテルブランドにこだわらず、幅広く使えるステータスカードを求める方に。ダイニング・ショッピング・海外旅行での特典が充実しており、年会費も比較的リーズナブルです。
個人事業主・法人経営者に特におすすめ。事業経費の決済でもポイントが付き(マリオット改定後は対象外)、年100万円以上の利用で実質年会費無料になる条件も魅力的です。
※各カードの詳細条件・年会費・特典は変更される場合があります。申込前に各カード公式サイトでご確認ください。
82,500円はいつ請求される?年会費引き落としタイミング完全ガイド
「自分の場合、いつ82,500円が引き落とされるのか」「解約するなら何月までに手続きが必要か」——この疑問を持つ方が非常に多いです。仕組みを正確に把握して、損のないタイミングで判断しましょう。
📅 自分の年会費請求月を確認する方法
【ステップ2】 「ご利用明細」から過去の年会費請求の月日を確認
【ステップ3】 その月日が今後も毎年の請求日(例:11月21日に請求 → 毎年11月21日)
【ステップ4】 解約するなら請求日の1ヶ月前までに手続き(例:11月21日請求の場合、10月21日までに解約を申し出る)
| 請求月(毎年) | 82,500円の 最初の請求時期 |
解約するなら この月まで |
|---|---|---|
| 1月〜10月 | 2026年の同月 | 請求月の前月末まで |
| 11月・12月 | 2025年11月21日〜 (すでに適用済み) |
次回請求の前月末まで |
2026年3月 → 新年会費(82,500円)←ここから!
解約するなら2026年2月末までに手続き
解約するなら2026年10月末までに手続き(次回請求の回避)
なぜこんなに改悪?背景と理由を徹底考察
年会費が約1.7倍に跳ね上がり、特典条件は軒並み厳しくなった今回の改定。「なぜアメックスはここまで踏み込んだのか?」を複数の視点から分析します。
プレミアム→一般カードへのダウングレード 損益シミュレーション
「完全解約の前に一般カードへのダウングレードという選択肢はどうか?」——年会費差額の返金が受けられる可能性があり、マリオットとの接点を残しながらコストを抑えられる魅力的な選択肢です。メリット・デメリットを数字で整理します。
| 比較項目 | プレミアム (改定後) |
一般カード (改定後) |
差額・注意点 |
|---|---|---|---|
| 年会費(本会員) | 82,500円 | 34,100円 | ▲48,400円節約 |
| 一般利用ポイント還元率 | 3P/100円(1.5%) | 2P/100円(1.0%) | 年400万円で4万P損 |
| ホテル直予約還元率 | 6P/100円 | 5P/100円 | 差は小さい |
| FNA(無料宿泊特典) | 最大75,000P (年400万円で) |
最大50,000P (年250万円で) |
泊まれるホテルの グレードが下がる |
| プラチナエリート取得 | 年500万円決済で可 | 不可 | 決済ルートは消える |
| ゴールドエリート | 自動付与 | 自動付与 | どちらも同じ |
| 空港ラウンジ | 本人・同伴者1名無料 | 本人のみ無料 | 同伴者無料が消える |
💰 年間決済額別 ダウングレード損益シミュレーション
ポイント差(2%→1%):▲20,000P(約▲2万円相当)
FNA:一般カードでは条件が年250万円なのでFNA自体が取れない可能性大
→ ダウングレードより完全解約か他カードへの乗り換えを検討
ポイント差(3%→2%):▲25,000〜40,000P(約▲2.5〜4万円相当)
FNA:一般カードで50,000Pが取得できる
→ トータルでは概ねトントン〜若干お得になる可能性あり
ポイント差(3%→2%):▲40,000P以上(約▲4〜6万円相当)
プラチナ資格も失う
→ プレミアム継続かマリオットから完全撤退を検討
解約前に必ずやること!貯まったポイントの出口戦略
「解約を決めた。でも貯まったポイントはどうしよう?」——Marriott Bonvoyポイントはカード解約後も有効ですが、使わないと失効します。解約前後に取るべき行動を整理します。
✅ 解約・ダウングレード前の3つの確認事項
Marriott Bonvoyアカウントにログインして保有ポイント数を確認。24ヶ月間の活動(獲得・利用)がない場合は全失効します。最終ポイント獲得日から24ヶ月以内に何か行動を起こすことが必要です。
すでに付与されているFNAはカード解約後も有効期限まで利用可能です。期限はFNA付与から通常12ヶ月。解約前に必ずFNAが付与されていることと有効期限を確認しましょう。
プラチナエリート資格は取得年の翌々年の1月31日まで有効です。例えば2025年中に資格を取得した場合、2027年1月31日まで有効。カードを解約してもこの期間中は資格が維持されます。
🎯 貯まったポイントのおすすめ活用法4選
改悪に関するよくある質問(FAQ)
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個人情報は申込先のアメックスにのみ送信されます。